こんにちは、まーこです。今回は、韓国ドラマ『帝王の娘スベクヒャン』に出て来るチンム公の事について調べた事を皆さんにお伝えしようと思いました。
『帝王の娘スベクヒャン』はMBCテレビで2013年9月30日から2014年3月14日に放送されたテレビドラマです。
このドラマの時代背景は、伽耶が新羅によって滅亡させられた6世紀後、7世紀に入る前に新羅、高句麗、百済の3国が互いに競い合いながら国を保っていった三国時代と言われた時代です。そして、スベクヒャンの舞台となった百済は三国の中でも特に日本と縁が深かったと言います。
スベクヒャンのチンム公は父の手で取り替えられた?
チョン・テスが演じるチンム公は全てに屈折し反発を持って生きているように思いました。まーこはそれも当然かな?と思ってしまいます。
なぜなら、チンム公は自分は東城王の息子で本来なら太子として王様になる教育も受けられる立場だったのが父親の東城王が自分の物心がつく前に殺されてしまい、天涯孤独のように生きて来たのですね。
それがドラマの後半で真実がわかるのですが、今まで実の父親が東城王と思っていたのが羨ましい、嫉妬の対象だった現在の王の息子のミョンノンが本当は自分で、実の父親の武丁寧王が実の息子の自分と東城王の息子を交換し、自分は物心ついた時から、コンプレックスに悩み苦しく孤独な日々を過ごして来たのです。
チンム公が捻くれた性格で他人からも距離を置かれ、また武丁寧王の息子として育った太子ミョンノンは性格も大らかで器が大きく、人々からも慕われているのですから、チンム公にしたら、苦しさが倍増してしまうと思います。
現代でも産院で赤ちゃんの入れ違い事件が発生することがありますが富裕層の家の子として育てられる子供と家の子供として育てられた子供が実は、産院で取り違えられていたなんて、自分の人生かえしてよ!と言う気持ちにもなりますよね。
チンム公は実の父親が、我が子と東城王の子供をすり替えてしまうのですから、まーこはチンム公が怒り悲しい想いをしてしまうのは仕方がないと思いましたよ。
その時は、東城王への忠臣心から、我が子と東城王の子供を取り替えるという行為をしたのでしょうが、もし万が一の事が有れば、チンム公として育つ過程で陰謀により亡くなってしまう可能性も有ったのではないでしょうか?
真の父親の武丁寧王がチンム公を守ろうとしても、何もしらない重臣たちが将来、謀反の恐れがあるチンム公を生かしておくことに懸念する重臣たちも居たはずです。
それを思ったら、チンム公は本当の父親を知っても知らなくても可哀想だと思いましたよ。
スベクヒャンのチンム公はいったい誰の子?
前項でも書きましたが、ドラマの中ではチンム公は先王の東城(トンソン)王の息子として描かれていますが、本来は武寧王の息子だったのですね。
東城王が 亡くなる前にユン(武丁寧王)に「自分の息子チンムを守って欲しい」と頼まれ、なんと武丁寧王はその約束を守るために自分の息子と入れ替えてしまいました。
それで本物のチンム公は武丁寧王の息子ミョンノンとして育ち、武丁寧王の本当の息子は東城王の息子として育ちます。
しかし、東城王が亡くなった時、幼い太子だった為、その地位はなくなり、ドラマを観た方はわかると思いますが、自分は王になれず不貞腐れて生きて来たところが有ります。
何も知らずに自分は東城王の息子だと思って生きている中でも武丁寧王と息子のミョンノンの仲の良さに面白くない想いをして来たチンム公でしたが、まさか自分が本当のミョンノンだったとは夢にも思わなかったチンム公!それはそれで、今までの対応を思えば我が子だった自分よりも東城王の本当の息子のミョンノンのほうが遥かに大事にされているようにチンム公は思ったに違いありません。
なぜなら、私まーこもチンム公はいつも寂しそうと言う印象が強かった武丁寧王ですね。
またチンム公を演じたチャン・テスが憂いのある役を演じるのがとても上手に感じました。
もしかして、後に若くして自ら命を絶ってしまったチャン・テスは私生活でも憂いを持ちながら生きて来たのかもしれないですね。(涙)
スベクヒャンのチンム公は実在の人物?
『帝王の娘スベクヒャン』は6世紀の百済を舞台に第24代東城王の暗殺により、第25代武丁寧王の時代へ移り変わり、その王様の子供たの愛や偽りや波乱万丈の人生を描いた壮大なスケールのドラマだと思いました。
そして主人公のスベクヒャン(ソルラン)は実在の人物か?様々なところで考察されているようです。東城王や武丁寧王は歴史上実在した王様です。そしたら、実際に史実では娘が居たと書かれている武丁寧王の娘こそがスベクヒャンことソルランだったのでは?と思う方が多いのではないでしょうか?しかし、この『帝王の娘スベクヒャン』は実在の王様や重臣も居ますがドラマの主要の登場人物には架空の人物が多い事が分かりました。そして武丁寧王の娘とスベクヒャンは無関係な事がわかりました。しかし、スベクヒャンをモチーフにした人物はいるようです。その人物は、なんと日本の 第24代仁賢天皇(にんけんてんのう)の娘の手白香皇女(たしらかのひめみこ)と言われ、第26代継体天皇(けいたいてんのう)と結婚されて、今の日本の皇室や皇族の先祖にあたる方だそうです。
そして『帝王の娘スベクヒャン』の他の登場人物で実在の方はいたのでしょうか?ソルランの妹のソルヒも架空の人物のようです。
そして、本当は武丁寧王の息子で将来の太子だったチンム公は、父親の手で東城王の息子とすり替えられてしまいドラマの中でもとても寂しい役でしたが、チンム公は実在していたのか、まーこは調べてみましたが、やはりチンム公も実在した事実はないですね。
ドラマを面白くするための架空の人物でした。ちなみにドラマでは東城王の従弟が武丁寧王と言う事になっていますが三国史書には驚くことに東城王の息子がチンム公では無くて武丁寧王だったようです。そして、ミョンノンも史実上でも武丁寧王の息子だったようですね。
523年に武丁寧王が崩御した後にミョンノンこと、聖王(ソンワン)が即位し第26代王になったそうです。とても良い王様で民衆からも慕われた王様だったようですが554年に新羅(シルラ)との戦いの最中に戦死されてしまったようです。
このドラマ『帝王の娘スベクヒャン』の中ではチンム公は架空の人物でしたがミョンノンは将来の王であり、武丁寧王の息子として史実上でも実在の人物だったのですね。
ドラマ『帝王の娘スベクヒャン』は壮大なスケールのドラマで本当に面白かったです。
是非、観ていない方も観た方も何度観ても面白いどらまですよ。(#^.^#)
コメント