こんにちは、まーこです。今回は韓国映画の『ラブストーリー』について書いてみようと思います。
韓国映画の『ラブストーリー』は2003年に公開されました。2023年現在からすると20年も前の映画だったのです。
母と娘の恋愛を過去と現在を交互に描いています。主人公のジフと母親のジュヒを演じているのは、映画『私の頭の中の消しゴム』や『夏の香り』そして近年では『愛の不時着』で一世を風靡したソン・イェジンが演じています。若くてとても可愛いですね。
そしてジュナと切ない愛を演じているのはドラマ『馬医』や『インサイダーズ/内部者たち』やミュージカル『ジキルとハイド』で主演を演じたチョン・スンウです。このチョン・スンウの笑顔が何とも言えず魅力的で素敵でした。
韓国映画『ラブストーリー』はある日、大学生のジヘは、古い木の箱を見つけます。母親の物だとわかっていますがこっそり開けてしまいます。すると古い手帳と手紙の束が入っていました。
手紙の送り主を見るとジフの亡くなった父親から母に宛てた手紙だったので、若い頃の父母を想像しながら興味深く読み始めたのです。
父からの手紙だと思っていましたが、読み始めると、母が初めて恋し、また相手も母の事を情熱的に想っている内容だったのです。
ジフには好きな人がいます。大学の演劇部の先輩サンミンです。しかしジフの親友ㇲギョンがサンミンに想いを寄せㇲギョンの代筆でラブレターを書きます。
ㇲギョンとしてサンミンに想いを綴っていましたが、ジフもサンミンを好きだったのですね。
しかし、ジフはㇲギョンの為に身を引こうとします。切ない恋をしているジヘは、
手紙の内容が母の恋愛と自分の初恋が重なっ見えて、興味が出て読み続けています。
そして・・・
ジフとサンミンの爽やかな恋愛を描きながら母親のジュヒと母の慕い人のジュナの激しく切ない愛を描いた映画だと思います。
韓国映画の『ラブストーリー』は切ない映画
『ラブストーリー』は切なく悲しい泣ける映画でしたし、登場人物が皆、良い人なんですね。娘のジフと母親のジュヒ(どちらもソン・イェジンが演じています。)
そして、この映画は母親のジュヒの初恋に焦点が充てられ、切ない物語になっているとまーこは思いました。
主人公のジュヒやジュナの恋愛には韓国ドラマ特有のライバルがいます。
しかし、そのライバルのテスがお金持ちでジュヒの婚約者にも関わらず、愛するジュヒが自分に気持ちがなく、親友のジュナにある事を知り、自分は身を引こうとします。ジュナとジュヒは隠れて逢っている事もテスにはわかっていました。
しかもジュナがジュヒに書く手紙も親に見つかるといけないので自分の名前を使って書くようにとテス。どれだけ良い人なの?と言う感じです。
しかもそれが見つかってしまい、テスの父親は厳しく、テスが「ジュヒは自分に気持ちがないので友人のジュナにジュヒを譲りたい、ふたりは相思相愛なんです」と言うもテスは思いっきり皮のベルトでたたかれます。
ジュヒの父親は有名な政治家で何とか息子のテスとジュヒを結婚させたかったのです。親同士が決めた婚約ですがテスはジュナを愛していたのですね。ジュヒの気持ちを知っているテスはどうして良いかわからず、学校で朝礼中に倒れた振りをします。
運ばれる時も親友のジュナにウィンクをしたので心配したジュナも安心し、放課後、保健室にテスを観に行きます。
すると、なんとテスは首を吊って自殺を図ろうとしていました。意識のないテスをジュナは必死で助けようとします。その後、ジュナも親友テスと愛するジュヒとの間で苦しむのですね。
テスが悪い奴なら、ジュナも苦しまずにジュヒと付き合えたのかもしれませんがジュヒとテスは親同士が決めた婚約者だったのですがテスも真剣にジュヒを想っていたのです。
ジュナもその気持ちを知っているので、自分は身を引こうとして、戦地に行く兵隊に志願するのです。戦地に行く為、汽車に乗り、窓を観るとそこには愛するジュヒと親友テスが見送りに来ていました。
ジュナは入り口に行き、動いている汽車を追いかけ、ジュヒはネックレスをジュナに渡し、そのネックレスを胸にジュナは戦場に向かいました。
韓国映画の『ラブストーリー』のジュヒとジュナの悲しい恋
ジュナは戦場で戦っています。しかし、敵がジュナ達に迫ってきているので、仲間が「ここに居ては危険だ!逃げよう」とジュナを誘い逃げようとしますが、そこでジュナはジュヒから貰った大切な ネックレスを戦地に落としてしまいます。無い事に気づいたジュナは仲間が止めるのも聞かずに取りに向かいます。
敵戦地に戻ったジュナは必死にネックレスを探し、やっとの思いで見つけ出すのでした。しかし、 見つかって喜んだのも束の間、ジュナは敵の爆撃により、倒されてしまいます。
そして、時は過ぎ、ジュヒは喫茶店で、誰かと待ち合わせをしています。その時、ドアが開きジュナが入って来ました。「久しぶりだね。ジュナも元気だった?」とジュヒは嬉しそうに話します。
ジュナも「僕は元気だったよ。ジュヒも変わらないね。元気そうで良かった!」とふたりは再会を喜び合います。ジュナは言います。「なぜジュヒはテスと結婚しなかったの?僕は結婚したのに」とジュナはジュヒに嘘を言います。ジュヒは信じて暗い顔になるのですね。ジュヒはずっとジュナを待ち続けていたのです。
そして、どんな時でも片時も離さなかったジュヒからもらったネックレスを差し出し「これを返しに来たんだよ」と言います。
ジュヒは「このネックレスはジュナのよ!ジュナが持っていてね。」と言います。ジュヒは何か違和感を感じてジュナに「ジュナ、今、私はどう見える?」と聞きます。ジュナは「元気そうだね!」と答えますが、ジュナは「私、今、泣いているのよ。」と言います。
そしてジュナは、「用事を思い出したんだ。僕はこれで帰るよ!逢えて良かった。」と振り返りますが、何かに躓いてジュナは倒れてしまいます。
手を宙に添えようとする姿にジュナは違和感を覚えて、「ジュナあなた目が見えないのでは?どうして言わなかったの?」とジュヒは泣きながらジュナの元へ駆け寄り、そう話します。
ジュナは戦場でジュヒからもらったネックレスを取りに行き、失明してしまったのです。
ジュナは「実は昨日、ここに来て、練習したんだ!でも僕が目が見えない事を気づかれてしまったね。」とジュナも悲しい気持ちで言います。ふたりは、泣きながら見つめ合います。
韓国映画の『ラブストーリー』最後は結ばれたの?
喫茶店の場面を見るとジュヒとジュナは結ばれたと思った方は多かったのではないでしょうか?
しかし次の場面では、ジュヒとテスの結婚式の写真が飾られていました。やはりふたりは結ばれる事は無かったのですね。そして、3年後にジヘが生まれたのです。その後、テスも亡くなったようです。(映画の冒頭でジフが父親は子供の頃、亡くなったと話します。)
そして、ジュナが幼いジヘを連れて、ジュナとの思い出の場所を訪れていました。
そこへジュナの知り合いが遺骨をもって現れます。「ジュナが自分が死んだらこの川に散骨をして欲しい」と頼んだとの事です。泣き崩れるジュヒ!
あの喫茶店で別れてジュヒが結婚するのを確認からジュナも結婚したと言う。知人は「ジュナには息子も居たのに残念だ」と悲しそうに言いました。
そして、時は過ぎ、大学生のジヘは先輩のサンミンと一緒に母親ジュヒと添えなかった恋人ジュナの思い出の地を訪れました。
実はサンミンもジヘの事が好きだったのです。
以前、大きな木の下で雨宿りをしているジヘに気づき、持っていた傘を売店の女性にあげてしまい、自分もずぶ濡れになりながら、一つの上着を一緒にかぶった事やジヘにプレゼントを渡したくㇲギョンの分も用意した事や中に情熱的な詩を入れたがジヘに届くように願った事などをサンミンは打ち明けます。
ジヘは母の恋愛の話をしながら歩いていたジヘとサンミンですが、サンミンは急に嗚咽をするように泣き出しました。
驚くジヘ!するとサンミンは自分の首に掛けていたネックレスを外してジヘの首に掛けます。
再度、驚くジヘはネックレスとサンミンを見ます。
そのネックレスはジュヒがジュナに送ったあのネックレスだったのです。まさか、このような展開になるとは思いませんでしたが、サンミンはジュナの息子だったのです。
母親は好きな人と結ばれる事は出来なかったですが娘は母親の初恋の人の息子と結ばれる事になろうとは、まーこは想像もできなかったです。
ジュヒとジュナの想いは叶わなかったのですが、それぞれの娘と息子が
ハッピーエンドで良かったです。
切ない映画でしたがまーこは感動した大好きな映画です。
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