こんにちは、まーこです。今回は四季シリーズのひとつ『秋の童話』の感想・結末・キャストの事を書きたいと思います。
私が初めて『秋の童話』を観たのは、15年程前だったと思いますが、ドラマの最初の方でもう号泣でハンカチ無しで観られなかった、究極の悲恋の物語でした。
最近、また観直しましたが、何度観ても泣けるドラマです。運命のいたずらで、優しい兄の居る裕福な家庭の子女から貧乏のどん底でチンピラの兄にお金の無心をされながらも主人公のウンソが困難に負けず、健気で優しく観る人の心を虜にするドラマです。またお兄ちゃん役のソン・スンホンやウンソの子供時代のムングニョンちゃんにも泣かされました。(号泣)
秋の童話・感想
ドラマの始まりは、2歳位のよちよち歩きの幼い男の子に妹が産まれ、産婦人科の産まれたばかりの新生児が居る部屋に行きふたりの赤ちゃんの寝ているベッドの名札を落としてしまうところから始まりました。そこへ若い看護師さんが来て、確認もせずに2人の赤ちゃんに名札を付けてしまうのです。もう冒頭から赤ちゃんが取り違えられた事がわかるドラマです。悲劇ですね(涙)
ユン家の長女ウンソは明るく、優しく兄のジュンソとは、まるで恋人のように仲の良い兄妹として育っています。私もそんなお兄ちゃんが居たら、いいなぁ〜と思いながら最初は観ていましたよ。
兄のジュンソは女の子に超モテモテですが、他の女の子には目もくれません。ラブレターをもらってもゴミ箱に捨ててしまうのです。
ちょっと、酷いなぁ思いましたが、ジュンソの心には妹のウンソが居るのだと思いますね。
ウンソは、クラスメートのシネに意地悪をされます。シネは父親が居なくて、母と兄と貧しい生活をしているのですが成績は優秀でも何かとウンソに負けてしまうからなんですね。
普通は金持ちの子が意地悪が多いですが、このドラマではちょっと違うようです。しかし、ドラマの流れですぐに、真実がわかるようになっています。ハラハラします。
ウンソのスリップを木に吊り下げたのは、シネだと思い、怒ったジュンソは、シネに文句を言おうとしたのをウンソは追いかけて、交通事故に遭ってしまったのです。
ここまでは、早かったです。そこからウンソの過酷な運命が始まるのですね。もうこの時点で私はドラマから目が離せなくなりました。
こからがドロドロ劇が始まりました。交通事故に有ったウンソは輸血を受ける為に血液型を調べることになりました。しかし、そこで両親と一致しない血液型だったのです。
ウンソを眼の中に入れても可愛がっていた両親にとっては驚きショックで言葉になりません。特に母親は、ずっとそばに置いておきたい程、大切に可愛がっていたのです。
血のつながりは大切かもしれませんが、産まれて産院を退院してからもずっと我が娘だと思って大切に育てた娘が14歳で自分達と血のつながりが無いとわかっても、
そうそう簡単に取り替えれば良い話しではないですよね。(涙)
しかし、ウンソの両親は、真実を知る為にウンソを産んだ病院に確かめに行きます。産まれた時の血液型は両親と一致していました。
と言う事は,やはり、病院で取り違えてしまった事に気づいたのです。悲劇ですね(涙)
ウンソの両親は悩み一度は、このままで良いと思った事も有ったけど、実の娘が貧しく気の強い母親に怒鳴られながら暮らしている事に我慢が出来なかったのです。母親より父親の方がその気持ちが強かったと思います。母親はやはり可愛がって育てた母性本能がありますからね。
観ている私達が運命のいたずらにモヤモヤしてしまいます。
そうなんです。あの意地悪なシネが本当のユン家の娘でジュンソの妹だったのです。ますますシネの意地悪に滑車がかかると思います。
心優しいウンソが貧しくいつも怒鳴るチェ家の母親の本当の子供だったのですね。
そして、ユン家の両親とチェ家の母親は、苦渋の決断をして、ウンソはチェ家に戻り、今まで、ウンソに意地悪をしていたシネは本当の両親の居るユン家に引き取られました。
今まで裕福な家庭からいっきに貧しい暮らしになる、ウンソが可哀想でいっその事2人共、ユン家に引き取る事は出来ないのかとも思いユン家の母親がチェ家の母親に頼みに行くのです。
『ウンソもイネも2人共引き取り、アメリカに連れて行きたい。お願いします。ウンソを私達に託して下さい』と。
チェ家の母親は一度は断るが、ウンソの事を考えて、ユン家の母親に託そうとウンソをユン家の母に逢わせます。チェ家の母も悪い人では無いと思いましたよ。
ウンソは『オンマー』と抱きつき、ユン家の母もウンソを強く抱きしめます。『ウンソ、私達と一緒にアメリカに行こう』その姿を観てチェ家の母は去ろうとしますが、ウンソは『お母さんにはお父さんもお兄ちゃんもいる。でもあのお母さんには私しかいないの。だから私は大丈夫よ』と涙を拭きながら、チェ家の母親の元へ行きます。ウンソが健気で切なくて涙なくしては観られなかったです。
二人は真実の家族の元に帰りましたがウンソは幸せに暮らしていたユン家からチェ家に戻るのは、過酷な人生の始まりでした。(涙)
うーん、そんな事が実際に有ったら、余程、芯が強くなければ生きて行けなくなると思いますが、ウンソは優しさで自らチェ家で暮らす事を選んだのです。
ウンソの本当の母親のチェ家のスニムはウンソを産む前に夫を亡くして生活は苦しく、いつも子供を怒鳴り散らしてばかりいました。
しかもウンソの本当の兄は悪い事ばかりして家に寄り付かない
そんな中、ユン家の両親とジュンソやシネは元々会社に希望していたアメリカに渡ってしてしまう。本当は、今まで実の娘だと思っていたウンソも連れて行くつもりだったのですが、ウンソを置いて実の娘のシネを連れて行きました。
もうウンソには何か有っても頼る人たちも居なくなります。
そして、10年経ち、
ウンソはホテルのオペレーターのアルバイトで働いて一家の暮らしを支えていました。ウンソが実の兄が借金ばかり繰り返す為、母親とウンソは転々と引っ越しを繰り返していました。ウンソはホテルのオーナーの息子のテソクと知り合い、テソクからも告白されますがウソンはジュソンが心に居る為、いつか会える日を信じてテソクからの求愛を断り続けるのです。
遊び人風のテソクも真剣にウソンの事を思いはじめたのです。テソクを選んだ方がウソンは幸せになるのではないかとドラマを観ている私は思ってしまいます。そしてジュンソが帰国する日が来ましたが、ジュソンは婚約者のユミがいて、婚約パーティーをやる為に両親やイネより先に帰ってきたのです。ジュンソに婚約者が居るのは驚きましたが、それもドラマのドロドロ感が出て見応えが出て来ると思いました。そして久しぶりに再会したウンソとジュンソは、やはりトキメキますよね。
しかし、イネもアメリカから戻り、テソクのホテルのサービスマネージャーとして働きます。でもこのテソク、本当に良い人で、ジュンソよりもテソクの魅力に惹かれるファンも多いです。何よりヒョンビンがテソク役をやっているのがこのドラマの凄さです。
私もテソクの一途な愛情の深さに泣きました。
そしてまたあのいじわるなイネがウンソの上司になるのです。そこからもドロドロ感が増して来ます。
しかし、婚約者の居るジュンソとジュンソの事をずっと思い続けているウンソのこれからどうなるのでしょうか!ドラマを1話を観ただけで、次から次へと観たくなり、観ている間もそして最後は
立ち直れなくなる程の号泣で終わるんです(涙)
是非、ユン・ソクホ監督の四季シリーズのひとつ『秋の童話』をご覧ください。
秋の童話・結末
秋の童話の結末は、私には衝撃でした。いや私だけではなく、このドラマを観た方は、最後のシーンに賛否両論の意見があると思います。
ウンソが白血病に侵され、テソクが懸命にウンソを守ります。
ウンソは自分の病気を知ったら大好きなお兄ちゃん、(ジュンソ)とユミの結婚を阻んでしまうと思い、テソクに自分が白血病である事はジュンソとユミさんが、結婚し、渡米するまで、黙ってて欲しいと頼みます。
テソクも約束を守ろうとしますが、ウンソに骨髄移植をするには血を分けた親族が適合しやすいと実兄のチョンチョルや実母のスニムに検査を受けてもうように頼みに行きます。
そこで、ウンソが白血病に罹っている事を話しを外でスネが、聞いてしまいます。
さすがのシネもショックは隠せずテソクに本当にウンソは白血病に罹っているのか、詰め寄ります。
『両親やお兄ちゃん(ジュンソ)にしらせなくては、』と言うシネにテソクは『ジュンソには絶対に言うな!これはウンソの希望なんだ』と言うんですね。
その頃、ウンソはテソクが、仕事でホテルに帰っていると思って明日まで来ないと思い、以前、ジュンソと、駆け落ちした時に来た、牧場へ向かっています。
バスに乗っていると、ジュンソが牧場の家から車で走って帰る姿を見つけました。ウンソは急いでバスから降りて、車を追いかけますが、車は見えなくなりました。
ウンソが疲れてへたり込んでいるとジュンソが運転する車がバックで戻ってきました。
そしてふたりは、お互いに愛を確か合いふたりを思い続けてくれるテスクとユミの為に心だけで愛し合おうと誓います。
ウンソの病気の事をしらないジュンソは最後にウンソと過ごせた事を喜びます。次の日、ジュンソが目を覚ますともうウンソはいませんでした。
今日、病院に来る事になっているテソクに見つからないうちに病院に戻りました。
その頃、ユン家にジュンソとウンソ以外の皆んなが集まっているとウンソの実母のスニムが家の権利書を持って、泣きながら、入って来ました。『うちは貧しくて思うような治療をしてやれない。この権利書でウンソの病気を治してやって下さい。どうか助けてやって下さい』とユン家の父親と母親も突然のスニムの訪問に驚きました。
そこで、ウンソの白血病が家族やユミに発覚します。ユン家の母はショックで立っていられません。ユミもウンソの病気を知ったら自分の元からジュンソは去ってしまうようでどうしたら良いか悩みます。
ユン家の父親は『ジュンソには黙っていよう。ウンソが病気だとしれば、何をしでかすかわからないから今は言うな』と皆んなにいいます。しかし、ユン家の母親は怒って『それでも父親ですか?あなたはウンソに逢う資格なんか無い』と言い、皆んなで、ウンソの病院に向かうが、父親だけは家に残されました。(妻に怒鳴られ、父親の資格がないと言われてしまいました。( ; ; ))
ふたりの母親やテソク、ユミ、シネが病院に駆けつけるとウンソは嬉しそうでしたよ。
しかし、ジュンソだけは知らないのです。
それから、母親達と穏やかな日々を過ごすウンソでしたが、病魔は刻々とウンソの身体を蝕んでいました。
そしてある日、意識がなくなり、危篤の状態になりました。
ユミは旅から帰ったジュンソと一緒にいた時に電話が鳴りました。テソクからです。
『ウンソが危篤になった』とユミは泣きながら、そばにいたジュンソに謝ります。そして『ウンソが危篤だって』ジュンソは意味がわからないと言う顔をし、『それは一体どう言う事か?』とユミに詰め寄ります。ユミは泣きながら、あなたを失ってしまうと思い、黙っていた事を何度も謝ります。
そしてジュンソとユミは駆けつけます。
昏睡状態のウンソにジュンソは言います。『まだお前に言いたい事を言って無い、ウンソ愛している』そう言って、その場から立ち去ります。
テソクはそんなジュンソに『なぜウンソのそばに居てやらないのか、自分もウンソを愛しているのにウンソはお前を愛しているのだぞ』するとジュンソは『俺がウンソに逢いに行ったら、ウンソは安心して逝ってしまうような気がするんだ。俺がいかない限り、ウンソは俺を待って逝かないような気がするんだ』と言って放心状態になる。
そしてジュンソはウンソに逢いに行く。ベッド脇で伏せて寝てしまっていると『お兄ちゃん、お兄ちゃん』と呼ぶ声が聞こえる。ジュンソは意識が戻ったウンソを連れて思い出の海に行いました。
ジュンソは『お前が逝ってしまったら、俺も生きている意味がない』とこっそり睡眠薬を机に忍ばせていた。それに気づいたウンソは泣きながら『お兄ちゃん,死んだらだめ、私と約束して』
ウンソは泣きながら頼みます。ジュンソは『お前と約束する。生きてお前を想い続ける』と約束します。
そしてしばらくふたりで幸せな時間を過ごす。周りに家族やテソク、ユミもそんな二人を見守っていたのです。
しかし、ウンソの身体はもう限界に来ていた。最後に海に行きたいというウンソの願いを叶え、『お兄ちゃん、おんぶして』とジュンソはウンソを背負い、ウンソに話し掛けながら海辺を歩くのです。そして大好きなジュンソにおぶってもらいながらウンソは天国に旅立ちました。
ジュンソはテソクに『ウンソを見送ってやってくれ、俺は俺のやり方でウンソを見送るよ』と
言って、子供の時にウンソと一緒に過ごした懐かしいい場所を訪れ数々の思い出に浸ります。
そしてウンソが事故に遭った場所に行き、この時の事故が原因で両親と血液型が違い、産院で取り違えられた事が判明した因縁の場所。そこからウンソの過酷な人生が始まったのです。
ジュンソはあの時の事を思い出します。そこへ大型トラックがジュンソに向かって走って来ます。
ジュンソは逃げる事もなく、笑みさえ浮かべてるような顔でした。
そして・・・まさかの衝撃的なラストでした(号泣)
秋の童話・キャスト
・ユンジュンソ役 ソンスンホン
・チェウンソ役 ソンヘギョン
・ハンテソク役 ウォンビン
・シンユミ役 ハンナナ
・ユンシネ役 ハンチェヨン
・チェウンソ(少女時代) ムングニョン
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