『天国の階段』全話あらすじネタバレ
天国の階段(1話~4話)
ひとりの男性が海辺で白いピアノを弾きながら心でつぶやきます。『僕より彼の方が彼女を愛していたのかもしれない でも 僕の愛が彼より弱かったわけじゃない』とその言葉から物語が始まります。
チョンソとグローバルグループの御曹司ソンジュは幼馴染で家族同士が仲が良かったのです。チョンソの母親が眼の癌で亡くなった時にもソンジュがそばに居ました。またソンジュの父親が交通事故で亡くなった時にもチョンソがそばに居ました。お互い恋心を持ち、逢う度に愛情も深くなり、高校生になったら、2人でアメリカに留学をする約束もしていたのです。
しかし、チョンソの父、建設大学教授ハンサンギョは有名女優のテミラと再婚しました。
そこからチョソンの悲劇が始まります。
ミラはチョンソの父親サンギョが仕事で留守をすると、チョンソに対して暴力を振るったり、
脅かして、怯えさせたり、怖い継母に豹変しました。しかし、父親のサンギョの幸せそうな顔を見ると自分さえ黙っていたら、父は幸せなんだと言えませんでした。
ミラにはユリと言う娘とテファと言う息子がいました。一緒に暮らす事になりましたが、ユリは
チョンソに嫉妬して、意地悪をします。ユリはソンジュの事が好きになり、チョンソから奪おうとします。
母親のミラと結託し、ソンジュと一緒に行くはずだったチョンソの留学も阻止されてしまい、
ソンジュはひとりでアメリカに立ちました。その時も見送りに行こうとするチョンソを衣裳部屋に閉じ込めて、ミラは、ユリだけを連れてソンジュの見送りに行きました。テファが開けてくれてチョンソはは泣きながら空港に向かいます。
それからもミラとユリの嫌がらせは続きます。だたミラの長男、ユリの実の兄テファは自分に優しくしてくれるチョンソの事を好きになり、心の支えになってくれています。
年月が経ちソンジュが韓国に帰ってくる日が近づいてきました。ソンジュが帰って来たらチョンソとソンジュが2人で留学に行く事になっています。テファお兄ちゃんは寂しさを隠せず
チョンソを誘い、いろいろな所に遊びに行こうとします。
そしてソンジュが空港に着きチョンソに連絡があるがユリが行かせないようにしますが、チョンソはユリの手を振り払って空港に向かいます。
焦ったユリはなんとかチョンソを止めようとして車で轢いてしまいます。それを隠すためにまだ生きているチョンソと病院に運ばれた身寄りのな遺体とID番号を替えてしまいます。
そうして、チョンソは、ユリの陰謀で亡くなってしまった事になってしまいました。
何も知らないソンジュはチェンソの死を受け入れられないまま、5年の歳月が経ちました。
空港に降り立ったのはソンジュとユリでした。ソンジュが社長のグローバルグループの創業記念式典で、ユリとの婚約を発表します。
しかしソンジュの心には、まだチョンソがいます。、でもチョンソは天国に行ってしまった。
チョンソの大好きだったメリーゴーランドの前で『どうか、もう一度だけでいいからチョンソの顔が見たい』と願う。
するとメリーゴーランドに乗ったチョソンが居るではないか。
天国の階段(5話~10話)
5年前、チョンソはユリによって死者にされてしまった。
しかし、実際のチョンソは事故の衝撃により、記憶喪失になってしまったのです。
ユリはチョンソを轢いた後、悪事がバレないように働かず博打ばかりやっている自分の父親ピルスに何とかして欲しいと頼みました。
そしてテファ(チョルス)が父親と一緒に記憶喪失のチョソン(ジス)と共に名前を変えて別の人生を歩んでいたのです。
ユリはソンジュと結婚して、グローバルグループを自分達の手の中に入れたいと母親のミラと組んでソンジュの母親の会長に気に入られようと必死ですが、いつチョンソの記憶が戻るかヒヤヒヤしています。
ソンジュは、チョンソが忘れられない日々をすごしていました。
そこへメリーゴーランドに乗ったジス(チョンソ)が現れたのです。亡くなった筈のチョンソが生きていると思ったソンジュは必死に追いかけました。
ジス(チョンソ)はチョルス(テファ)と暮らしていました。
グローバルグループの遊園地の壁画を描く画家を一般で公募していたのでジス(チョンソ)がチョルス(テファ)の為に応募したところ、見事にチョルス(テファ)に決まりました。
ユリとミラはいつチョンソとソンジュが再開し、チョンソの記憶が戻るか心穏やかではなかったです。
事故に有って記憶喪失になった5年間はジス(チョンソ)はチョルス(テファ)の事を自分を助けてくれた恩人であり、心許せる恋人として穏やかで楽しい日々を送っていました。
しかしソンジュと再会しても、記憶喪失のチョンソは全く反応がなく人違いと言って逃げるばかり、
ソンジュは愛しいチョンソと瓜二つのジスから目が離せません。しつこく追いかけますが、ソンジュに婚約間近なユリが居て、ジス(チョンソ)には一緒に住んでる恋人チョルス(テファ)がいます。
有る時、嫉妬に狂ったユリが再度ジス(チョンソ)を轢こうとします。倒れたジス(チョンソ)は記憶を取り戻し、自分がチョンソだった事を思い出します。しかし、ソンジュには言い出せません。
ユリとミラに『私は記憶を取り戻した。わたしに一体、何をしたのか?』と問い詰めます。『あなた達が私にした仕打ちは決して忘れていないから』と言うと鬼のような顔付きだったミラがチョンソの後ろから、ソンジュの母親のグローバルグループの会長や護衛の人が来たとたん、悲劇の主人公のように周りに助けを求めた為にチョンソは護衛の人達に追い出されてしまいました。
ジスは自分がチョンソだと言う事を誰も信じてくれなかったがチョルス(テファ)は壁画が完成したら、チョンソに全てを話し、元の場所へ帰してやろうと心に決めていた。
天国の階段(11話~14話)
チョンソはジスとしてチョルスと生きる事を決意したが、チョルスはソンジュにジスはチョンソだと言う事を打ち明け、自分は姿を消したのです。チョンソは5年ぶりに我が家へ帰りました。家には大好きなパパの他に鬼のような継母ミラと意地の悪い義妹ユリがいます。
ソンジュの母親の会長とミラがソンジュとユリの婚約式を進めてしまいます。
ソンジュはチョソンに『俺は愛する人と婚約式をあげるから、必ず婚約式に出席しろ』と言い残して帰って行きました。
婚約式の日、チョソンはソンジュに買ってもらったドレスと靴を履いて出席しました。
指輪の交換の時、ソンジュはチョンソのそばに寄って来ました。
ポケットの愛する人にあげる指輪を取り出した時、会場の入り口の方から、『チョンソ!』と声がしたのです。テファお兄ちゃんが、警察に連れて行かれながらチョンソを呼んでいました。
テファお兄ちゃんは、ソンジュとユリの婚約式を止めさせ、チョンソを幸せにしてやろうと婚約式に駆けつけたのです。
しかし、実の母親のミラの陰謀で捕まったのです。
ソンジュがチョンソに指輪を渡そうととした時、チョンソが立ち上がり、指輪は転がってしまいました。チョンソは『テファお兄ちゃん』と何度も叫びながら、パトカーを追いかけます。
ソンジュもチョンソも友達として生きる事を決意しました。
恋人は別れが来るけど、友達ならずっと一緒に居る事が出来ると、2人共、自分に言い聞かせてチョンソは釈放されたテファお兄ちゃんと生きる事を決めました。
テファのところに行ったチョンソはある夜、熱を出しテファが看病してると『ソンジュお兄ちゃん』と意識無くうなされながら、何度もソンジュの名前を、呼んでいます。テファはソンジュに連絡し、『チョンソが、倒れた。俺は出て行くからお前が来い』とソンジュを呼びだし、テファは出て行きました。
天国の階段(15話~17話)
ソンジュは病院のベッドで寝ているチョンソをみて、『もう決めた。友達はやめだ。これからは何が有ってもお前を手離さない。これからもずっと一緒にいる』と言う。
翌朝、目が覚めたチョンソは、ベッドにうつぶせて、眠っているソンジュに気づき愛おしそうに見ていた。そこへ、ソンジュの携帯が、鳴った。見るとユリからだった。「ソンジュさん、昨日は家にも帰らずどこに行ってたの?この電話に気づいたら連絡下さいね」
それを見て、私も苦しいけどソンジュさんも苦しんでいるのだと、寝ているソンジュを置いて汽車に乗ります。
後ろの席にはテファが居ました。
病院でチョンソがいなくなった事に気づいたソンジュは車で列車を追いかけます。
列車の席ではチョンソがまた熱を出し意識なくうなされていました。テファがそばに行き、チョンソに寄り添いますが、窓を観るとソンジュが物凄い勢いの運転で列車を追いかけます。それを観て、駅に着くとまたテファは自分は消えた方が良いと立ち去り、ソンジュがチョンソを迎えに来ます。
そして、ソンジュはチョンソを連れて帰り、チョンソの家でユリや家族にユリとの婚約は破談にして、チョンソと結婚すると宣言します。
ソンジュの母親は怒り、ソンジュは会社から全てを置いて出て行きました。
貧乏になれていないソンジュは大変な思いをしますが、そばにチョンソが居るので幸せな毎日を送っていました。
しかし、会社が大変な状況になりました。会長の母親からは『会社に戻ると言う事はユリと結婚すると言う事』と言われていたので戻りたくなかったのですが、チョンソの説得でソンジュは会社に戻りました。『必ずお前の元へ帰り、お前と結婚する』と言い残して。
ソンジュの母親は、ミラと結託しソンジュとユリとの結婚をマスコミに報告し、記事にしました。
その記事を呼んでいるチョンソの所にソンジュから電話がありました。「私が、美味しいコーヒーをご馳走するから、16時にカフェで逢いましょう」とチョンソ。
ソンジュもカフェに向かい、チェンソは向かう途中に倒れて意識なく、救急車で、運ばれてしまいました。
以前から、目が霞んだりぼやけて見えなくなったりしていたチョンソ。病院の医師と話します。
『検査の結果、目の癌が見つかりました。また角膜に傷が付いているのですが、確か5年前の交通事故に遭われたとおっしゃっいましたね。その時に角膜がかなり傷ついたんだと思います。段々見えなくなり、今の状態失明は免れないと思います。眼の癌は出来るだけ早く目を摘出する以外は進行を止められないと思います。』
チョンソにとっては死ぬより辛い宣告です。ソンジュの顔を観ることが出来なくなります。
天国の階段(18話~20話)
チョンソは必ず失明してしまう事を聞いて、ソンジュと別れようと決心します。
待ち合わせの場所に5時間遅れてチョンソは行くとソンジュは待っていました。
そしてチョンソは思い出の海辺の家に行きたいとソンジュにいいます。
海辺の家に行き、ソンジュが寝ている間に『ソンジュお兄ちゃん、私はテファお兄ちゃんが心配なので、テファお兄ちゃんのところへ行きます。私も幸せになるから、ソンジュお兄ちゃんも幸せになって下さい、』と手紙を、残し去っていきます。
ソンジュは必死な思いで、テファに会いに家に行くとミラと、ユリが居て、テファの行き先を聞くソンジュにミラは『テファはチョンソと暮らすと言って出て行きましたよ。ふたりは一緒に居るんじゃないですか?』と。
海辺の家でソンジュを陰から見送り、ひとり残ったチョンソは、目が霞み自分の目がいつ見えなくなるのか、不安でした。
そこへテファお兄ちゃんが入って来て、チェンソの方に手を置きます。『テファお兄ちゃん、なんで来たの?私はひとりになりたいの、出て行って!』と言います。
テファは『お前、目が見えないんだろう。病院へ行って治療しよう。』『お兄ちゃん、何で知ってるの?私の後をつけたのね。』と泣きながら言います。
テファは『俺が居るから心配するなお前はソンジュさんと結婚して幸せになるんだよ』と言いますが、チョンソは『こんな身体でソンジュさんには逢えない、ソンジュさんを幸せにしてあげられないだからテファお兄ちゃん、ソンジュさんには黙っていてね。』
しかし、まだ目が見えるうちに一目だけでもソンジュさんの顔が見たく、『テファお兄ちゃん、最後にやっぱり一目だけでもソンジュお兄ちゃんに逢いたい、お願い連れて行って』とチョンソはテファにお願いする。
グローバルグループの遊園地に着き、テファは『ここからはお前ひとりでソンジュさんに逢いに行け、俺は行くところが有るから、1時間後に待ち合わせをしよう』と言って、チョンソはソンジュを探しに行き、テファはチョソンの病院に行き、容態とチョンソの病を治す方法が無いかを聞きに行きました。
『癌を治す事は難しいですが、角膜が傷ついて見えないのですから角膜を移植すれば見えるようになります。』
テファは、ミラの陰謀に乗り、絵の贋作を描き、それを持って行く時に警察に捕まってしまいます。
テファは警察官にソンジュを呼んでもらい、チョンソが失明する事を伝えて、海辺の家で待っているチョンソの事を頼みます。
ソンジュは急いで車を走らせます。テファもソンジュのおかげで釈放されます。
ソンジュが海辺につくとチョンソが失明した後でした。チョンソが海辺で『ソンジュお兄ちゃん、ソンジュお兄ちゃん』と何度も叫んでいました。そしてチョンソを抱きしめると『テファお兄ちゃんが遅いから、私、眼が見えなくなっちゃった。ソンジュお兄ちゃんの顔が見れない』と大泣きしました。『もう一度だけソンジュお兄ちゃんに逢いに行きたい。でも私が眼が見えないのを気づかれないようにしないと』ソンジュはテファの上着を着てチョンソを遊園地に連れて行きます。そして、ソンジュの上着を着て、チョンソと話します。『チョンソ、元気だったか?』『うん、お兄ちゃんも元気そうで良かった。私はテファお兄ちゃんが良くしてくれるから幸せよ。ソンジュお兄ちゃんも幸せになってね。』と笑顔で話します。
そしてまたテファの上着を着て、海辺の家に一緒に帰ります。『テファお兄ちゃん、どうしてずっと黙っているの?怒っているの?』そこへ釈放されたテファが、帰って来ました。『俺は怒ってなんかいないよ。いつもお前のそばにいるよ』とテファは言いました。『テファお兄ちゃん、私がソンジュお兄ちゃんと、話してたの見ていたでしょう?ソンジュお兄ちゃん、私が眼が見えなくなったの気づかれなかったでしょう?私、うまくやったでしょう?』そばでソンジュもテファも涙を流しています。チョンソがそばに居るソンジュの顔を触ります。そして、気付きます。『ソンジュお兄ちゃんね。何で、何でここに居るの?私の事みて、笑っていたんでしょう』とソンジュは『もう、絶対何が有ってもお前を離さない。治療しに行こう』とソンジュはチョンソとテファを連れて、病院に行き、チョンソは癌の手術をしました。
しかし、眼は見えないままです。明日はソンジュとユリが結婚式の日です。チョンソはソンジュの事は諦めていました。
理事がチョンソのところに社長からのプレゼントですとウェディングドレスを持ってきました。
『申し訳ないですが、私はもらえません?このまま持って帰ってもらえませんか』
テファが『チョソン、返す前にお前がウェディングドレスを着たところの絵を描かせてくれ、返すのはそれからでも遅くないのでは』
チョソンも納得し、ウェディングドレス着て、ティアラを付け、テファお兄ちゃんに連れられ、『テファお兄ちゃん、どこに行くの?』
テファは『もう少しだよ。』とある場所にチョンソを連れて行きます。
会場ではソンジュが結婚パーティにたくさんの人を招待し、ユリやミラもいます。ユリは『何か変じゃない。』ミラは『大丈夫よ。明日があなたっソンジュの結婚式なんだから、前夜祭のようなものよ。ソンジュはあなたを驚かそうとしているのよ。』と嬉しそうに言います。
ソンジュは、『僕は愛する人と結婚します。』そこへ、テファに手を引かれてチョンソが入って来ます。ミラが鬼の様な形相になり、『ふざけんな!』とテーブルをひっくり返します。
テファは、5年前にユリがチョンソを轢いて記憶喪失にした話しをします。テファの父親ピルスも出て来て、俺が証人だと自分がミラの元旦那で、ユリとテファの父親の事。5年前のユリとミラの悪事を暴露してユリは警察に捕まり、ミラは精神病院に入院しました。
そして、チョンソとソンジュは誰にも邪魔をされずに結婚する事が出来ました。テファも喜びの涙を流しました。
天国の階段(21話~最終話)
しかし、せっかく結婚出来てもソンジュお兄ちゃんの顔を見る事も出来ません。チョンソはテファの前で、最後に一度でいいからソンジュお兄ちゃんの顔がみたい。一度で良いから顔が見たいと泣きました。テファは病院に行きました。テファが行く前にソンジュが主治医に『僕は妻に僕の角膜をあげたいのです。妻と片方ずつの目ででいろいろな物を見たいし見せてやりたいのです。』主治医は
静かに言いました。『残念ながら生きている人からは角膜はとれません。』
ソンジュは落胆しながら、病室を出ました。入れ替わりにテファが入り、ソンジュと同じ事を聞きました。そして、主治医はテファにも同じ事を言いました。
テファは死んだ人間からなら角膜を移植する事は可能なんですね。と言い、病院を後にしました。角膜バンクに登録し、登録カードをチョンソと交換した指輪と一緒にクビに掛け、偽りの手紙をチョンソが後から心配しないように書き、
車を走り出しました。走りながら、チョンソと出会った時の事、チョンソがテファにとって、初めて誕生日を祝ってくれ、わかめスープを用意し、マフラーを編んでくれた事、様々なチョンソとの楽しい思い出が蘇り『チョンソ幸せになるんだぞ』と言い、ハンドルから手を離し自分の眼に両手をかぶせた。
『テファお兄ちゃん!』夜中にチョンソは目が覚めた。そこへ電話が鳴りソンジュが取った。『角膜提供者があらわれました』
ソンジュとチョンソは病院に向かいました。
チョンソが手術室に入ると警察の方がきました。
ソンジュ宛ての血だらけの封筒と角膜の登録カードを持って来た。
テファさんが事故で亡くなりました。自殺だと思います。あなた宛の手紙がありました。
(この手紙を読むころ悪魔の子に生まれ地獄を経験したがチョンソと出会いこうして天国へ昇れて幸せだ。俺はチョンソと会って初めて笑顔になれた。初めてワカメスープも作ってもらった。おいしかった。このマフラーも初めてもらった贈り物だ。チョンソだけが俺を愛してくれた。
だから君の愛するチョンソを俺も愛してしまった。これからはチョンソ、は俺の目を通して、俺はチョンソの心を通して世界が見られる。チョンソの一部になり一緒にいられる。とても幸せだよ。今度はあなたとチョンソが幸せになる番だ。チョンソには俺の死は黙っていて下さい。お願いです。 あなたの友 ハンテファ)
霊安室にいるテファに走っていきソンジュはやりきれない思いでテファの顔をみてどうしてなんだ、何でだよ。悲しみにうちひしがれた。
そこへ手術が終わったチョンソが手術室から出て来ます。
ソンジュがテファの葬儀の準備をします。
そこには父親ピルスだけがいました。
チョンソが目を覚ましました。
ソンジュが『チョンソ、目が覚めたかい、これから、角膜をくれた方のところに挨拶に行こう』と言いました。
チョンソも眼の手術をし私に角膜くれた人に挨拶をしたいとテファのお葬式の場所に行きました。しかしチョンソは目をガーゼで、覆っている為、角膜をくれた亡くなった人がテファお兄ちゃんだとしりません。写真を触りながら『あなたにも大切な方がいたと思います。私に角膜を下さりありがとうございました。』とテファとは知らずに挨拶をしました。
そして翌日、ガーゼを取ったチョンソが一番最初にソンジュの顔を見ました。
ソンジュお兄ちゃん、私に眼が見えるようにしてくれて、ありがとう。
『いや違う僕じゃない、角膜をくれた人のおかげだ。』
テファのおかげで眼が見えるようになったのを知らないチョンソはテファからの手紙に喜びます。テファが亡くなる前にチョンソに宛てて、書いたのです。『チョンソ、元気か?俺は外国に居て、可愛い外国人の彼女も出来た。お前もソンジュと幸せにな。』と
その頃、障害者の財団を立ち上げるパーティがあり、その席でチョンソは気持ち悪くなりソンジュは病院に連れて行き検査をしました。医師は『申し上げにくいのですが、脳に転移しています。』『どうしたら良いですか?』ソンジュは聞くも医師は『残念ですが…』
チョンソとソンジュはカフェにいます。ソンジュは明るく話すチョンソに言います。『転移した』と治療を勧めるソンジュにチョンソの顔はみるみる曇り『じゃあどうせ死ぬのに何故角膜移植をしたのか?』
ソンジュは『テファさんの角膜だ。テファさんはお前の為に死んだのだ。だからテファさんの分まて生きないとダメだ。』と言うとチョンソは叫びだし『ウソよウソでしょう』カフェから逃げるように出ていくチョンソを見守るだけしかなかった。
次の日チョンソはソンジュに『後、一緒にいられる時間はどれくらいなの?テファお兄ちゃんがくれた眼だから、美しい物だけみる』と言い、2人の思い出をたくさん作ろうとしました。監獄にいるユリ、病院にいるミラにも逢いに行き2人を許しました。
初めて妻として、旦那様に食事を作りました。
次の日、テファお兄ちゃんが国展で大賞を取った絵画を観に行きました『天国の階段』
その後、チョンソが海辺に行きたいと、ソンジュは容態の悪そうなチョンソに『今日は止めておこう、明日行こう』と言うが『今日じゃなければダメなの』と
ふたりは思い出の海辺にきました。
チョンソが言いました。『生きていくって生きると行くよ』ソンジュが『どこに行くって』
『天国』そこは苦しみも悲しみも別れもない世界なの
『そこに向かうのか?』
『先に行っても待っててくれるよな』『俺がお前をまったように今度はお前が俺を待っ番だ』とソンジュ。
『わかった』
『お兄ちゃん天国に行ったらあなたをもっと愛せる。そこには愛しかないから』とチョンソ。
『待ち合わせの時はいつも俺が先に行って待っていたから今度はお前が俺を待っているんだよ』
『待っててくれるよね。一緒に行けなくてごめん。チョンソや愛してる』
『チョンソ愛してる』
ソンジュの腕の中でチョンソは息絶えた。
『チョンソ、死ぬほと愛していた。今も愛している。これからも愛すよ。僕らの愛はこれからだ。』
『チョンソまた会う時まで』
『さよなら』
そしてドラマの冒頭にあった、ソンジュが海辺で
『僕より彼の方が彼女を愛していたのかもしれない でも 僕の愛が彼より弱かったわけじゃない』
『チョンソや聞いているか』
主な登場人物
・クオンサンウ(チャ・ソンジュ)グローバルグループの御曹司、チョンソの幼馴染。
・チェジウ(ハン・ジョンソン)(キム・ジス)ソンジュの幼馴染で幼い頃からソンジュが好きだったが記憶喪失になる。
・シンヒョンジュン(ハン・テファ)(チョルス)チョンソの義兄チョンソが好きでチョンソが記憶喪失の間、一緒に暮らしていた。
・キムテヒ(ハン・ユリ)チョンソの義妹だがチョンソを陥れてソンジュやチョンソの持っている物全てを手に入れようとした。
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