こんにちは、まーこです。今回は『火の女神ジョンイ』の事を書こうと思います。『火の女神ジョンイ』はMBC月火ドラマで2013年7月1日~2013年10月22日まで放送された韓国のテレビドラマです。
時代は李朝鮮時代の16世紀後期に朝鮮史上、初めての女性の宮廷陶工(沙器匠)ユ・ジョンの波乱万丈な人生をドラマにしたお話しです。このドラマは光海君とのロマンスもあり、なかなか良いドラマだと思います。
ドラマの冒頭はイ・ガンチョンとユ・ウルダムと言う二人の若者がいた。帝王の命令で最高官職のブノンのナチョンの座を競って陶器を創りました。
しかし、ガチョンとキムの陰謀でウルダムは追放されてしまったのです。
火の女神ジョンイのモデルは実在の人物?
『火の女神ジョンイ』このお話しは、実在の方をモチーフにした実話では無く、フィクションだと思います。ただ実在モデルの方は1560年 – 1656年に実在した有田焼の母とも言われた百婆仙(ペク・パソン)をモチーフとしているのです。この百婆仙(ペク・パソン)と言う方は 桃山時代から江戸時代に肥前の陶工職人として活躍された方で、優れた才能や技術を持っており指導者として陶工職人たちを育てた人物です。
当時、倭寇の豊臣秀吉が文禄・慶長の役で朝鮮を侵略した年に百婆仙(ペク・パソン)は夫の金泰道(キム・テド)(日本名は深海宗伝)と一緒に鍋島藩に連れて来られたのです。
夫と共に武雄市内田村で陶器を作っていましたが、朝鮮時代に使っていた土質と武雄市内田村での土質が違っていた為、夫の金泰道(キム・テド)日本名は深海宗伝が亡くなると一族でより朝鮮時代の土に近い有田町稗古場へと移住したのです。
有田の土の方が陶工により適している土だと思ったのでしょうね。
そして1616年に朝鮮人陶工の李参平によって有田焼の原料の陶石は発見されたのですが 百婆仙(ペク・パソン)も自分が作る作陶にもその陶石が必要と思い有田で96歳のその生涯を閉じるまで製陶に従事し続けたとも言われています。現在も有田焼の母として語り継がれています。
そして朝鮮第15代王の光海君も実在の方ですね。このドラマは主人公ジョンイと光海君のロマンスも見どころだと思います。ハッピーエンドにはなりませんが切ないながらも心が温かくなるような ロマンスだと思います。
火の女神ジョンイの最終回あらすじは?
倭寇がとうとう王宮まで攻めてきました。火縄銃で攻めて来たと聞いて第14代王宣祖は王宮と民を捨てて逃げる準備をしています。仁嬪も信城君を連れて逃げようとしています。王宮を離れる前に世子は光海君にさっさと決めてとうとう逃げてしまいました。酷い王様だったのですね(/_;)今まで、 光海君を摘子で無い理由で世子にする事を躊躇していたのに敵軍が王宮まで攻め込んで来たと思ったら、我先に民や王宮を捨てて逃げる王様は王様としての器に欠けるのではないかと、まーこは思ってしまいますね。
世子となった光海君は、ジョンを守りたく護衛に迎えに行かせますがジョンは頑として「陶工の皆と分院に残る」と世子になった光海君に伝言してもらいます。
倭寇が漢陽に攻め込んできたのはどうやら、ガンチョンの裏切りによって攻め込まれてしまったようですね。ガンチョンは倭寇のケンゾウの元へ行き倭寇に行けるように手配をお願いしますがケンゾウはジョンを倭寇に連れて行きたかったのですね。その頃、ジョンは光海君に会いに行きます。ジョンは光海君の事を心から慕っているのがわかります。引き留める光海君にジョンは『分院の皆のところに戻ります』と言って危険も顧みずに戻っていきます。
ジョンの帰りが遅いとケンゾウはユクトを切ろうとしますが師匠が立ちはだかり、それを庇いガンチョが切られてしまいます。戻って来たジョンはガンチョを抱き寄せ『お父さん』と叫びますがガンチョは亡くなってしまうのです。
酷い父親でもやはりジョンにとってはお父さんだったのですね。最後にやっと父親と認められたのにガンチョが亡くなってしまうとは・・・
そしてジョンはケンゾウに向かって『私が、倭寇に行くので皆を解放して下さい』と頼みます。
そしてジョンが旅立つ日、倭寇に行く船から岸を観るとそこには光海君がいるではないですか!!
ジョンと光海君はその後、2度と逢う事は出来ず決して結ばれる関係では無いですが朝鮮の為に決断した2人の間には目に見えない絆で結ばれていたのではないでしょうか?(涙)なんか、ハッピーエンドな終わり方ではありませんが、まーこ的にはとても良い終わり方の様に思いました。
そしてまーこが思うには、歴史的に暴君と言われ、光海君の闇の部分を描くドラマが多い中、この『火の女神ジョンイ』の中の光海君は、割と好青年でジョンイへの想いや陰ながらジョンイを助け、国を守る強くて優しくカッコ良い光海君に出会えた思いで、見終わった後でしばらく余韻に、浸るようなドラマでしたよ。^_^
火の女神ジョンイのテドの死は?
テドとジョンは子供の頃からずっと一緒にいる幼馴染ですが、キム・テドは両親の酒場で働きながらジョンを守ろうと武道を極めて行き、分院に行くジョンの側に入る為に武科の試験を受けました。
それも優秀な成績で合格した為。仁嬪キム氏に気に入られ信城君の護衛を頼まれる程だったのですね。
テドは生涯、ジョンイの事を守り続け、尽くしてきましたね。
テドはジョンイを愛していたのですね。しかし、想いが報われる事なく、テドは、ケンゾウからジョンを助けるがケンゾウの刺客に殺害されてしまいます(涙)テドが死ぬなんて思わなかったので衝撃でしたよ(涙)最後までジョンの事を想い続けていましたが、ジョンは光海君と・・・三角関係になってもおかしくない仲なのにテドは自分の気持ちは報われないと知り、光海君とジョンとのロマンスを知ってもじっとジョンを見守りそしてジョンを救う為に命まで落としてしまいましたね。このシーンは涙なしでは観られず、テドを演じたキム・ボムさんのファンになった方は多かったのではないでしょうか?(涙)
私もテドロスに陥ったひとりですよ。
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